「女装男性から女性スペースを守る」という文言の削除について

立憲民主党代表 衆議院議員 泉健太 様

立憲民主党 政務調査会長 小川淳也 様

 貴党が、政策に反映させる目的で「皆さんとつくる参院選政策公募」として広く市井の人々から意見を募っておられたこと、そしてどのような意見が届いているのかを公にする姿勢をお持ちのことを、民主主義社会における公党の試みとして素晴らしいことだと思います。

 集まった意見のうち、「SOGI」の項目において「女装男性から女性スペースを守る」という文言が示されていました。しかしながら、5月3日に「トランスジェンダーへの差別である」という批判が出てからわずかな時間のうちに、この文言は削除となりました。

削除前 

https://archive.ph/20220503030907/https://cdp-japan.jp/election_policy_public_offering/gratitude

現在 

https://cdp-japan.jp/election_policy_public_offering/gratitude

 私たちは貴党のこの対応に深く失望しています。女装男性が女性用トイレに侵入することや女性用浴場に侵入することは、頻繁に報道されている犯罪行為であり、我が国の汚点です。現代の日本においてもなお、女性がじゅうぶんに安心して安全に暮らせないことの大きな理由は性犯罪です。女性専用スペースを侵害する男性らは卑劣な犯罪行為を行っているのです。この問題に気付いているからこそ貴党はこの文言をウェブサイト上に示したことと思います。

 批判者側は、この文言はトランス排除のためのプロパガンダである、と述べています。しかし、この主張から差別や排除などの刺激的な言葉を取り除いて考えるならば、つまるところ、法的な女性でさえない人にも「場合によっては」門戸を開くべし、女装男性にも女性スペースを「場合によっては」使用させるべし、ということになります。つまり判断は各施設に委ねられることになり、結果として女性専用スペースは意味をなさなくなります。

 「女装男性から女性スペースを守る」という言葉を削除したままなのであれば、女装男性が女性専用スペースに入ることは問題ではない、と貴党が考えていることになってしまいます。また、広く意見を募って党の政策に取り入れる、という民主主義に沿った意欲的な試みにも反することになります。

 たしかに、SOGIの項目に掲示したことで誤解を与えることになったかもしれません。本来であれば、「女性の権利」という項目を設けて、そこに入れるべきだったと思われます。いずれにせよ、貴党に寄せられた問題提起を反映させるためにも、「女装男性から女性スペースを守る」という趣旨の政策課題を、この一覧に戻すよう強く求めます。

 貴党の参議院選挙に向けた選挙公約に、大いに注目し、期待しております。女性と子供の安全をどうかお忘れになりませんように。

2022年5月8日

No!セルフID  女性の人権と安全を求める会

共同代表 石上卯乃 桜田悠希

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